No.11~No.20
No.20 Category:other
Question
はじめまして。中学の頃ギターを弾く西山さんをTVで初めて見て以来、約20年、私の中で勝手に西山さんを師匠とさせていただいております。
ですが、未だ素人の域を脱していません。。。
質問ですが、先日仕事仲間とバンドらしきこと(?)をやったときに、「何かちょっとやってみる?」ということで始めましたが、中々うまく合わせることができませんでした。
即興でセッションなどをする際に何かコツのようなものがあるのでしょうか?
色々幅広いジャンルの音楽を聴いていれば良いものなのか、それともそもそもセンスの問題なのでしょうか?
何かヒントのようなものがあればアドバイスしていただけると嬉しいです。
Answer from TAKESHI
お友達とどのようなセッションをされたのかが、わかりませんのでアドバイスが大変難しいです(^o^;。
通常、3コードのブルースもしくはロックンロールのセッション、あるいはワンコードだけでのセッションが一般的です。
時にはスタンダードとされている曲のコード進行でセッションしたりもします。これらは全て、ひとつの規則性をもったコード進行が大前提で行なわれます。
まあここではあまり堅苦しい定義を語っても仕方ないので、僕自身がどのように練習してきたかをお話します。
ギターを始めた頃は、とにかく初めて聞く曲に対して何かソロのようなものを弾けないかな?と思い、とにかく思うがままに適当に指を動かしあらゆるポジションで音を出しました。
自分が弾いた音が後ろで流れている音楽に対しどうであったかを一音ずつ吟味します。
何度もくりかえしていくうちに合う音、合わない音を自分で判断できるようになるはずです。
合うと思った音どうしをつなげていくと、ひとつのスケールができあがります。僕はこのようなやり方でペンタトニックスケールを発見しました。
あらゆる曲で同じような事を繰り返してみると、激しいコードチェンジや転調をしていない限りこのスケールだけで対応できる事に気づくはずです。
コードに関して言えば、とにかくたくさんの曲を実際に弾いてみる事です。やっていくうちに何か共通するコード進行がある事に気づくでしょう。
やはりセッションをするには、まずたくさんの曲をコピーしてソロにしろ、コード進行にしろ色々なパターンを勉強しなければなりません。
英語などを話すとき、会話に必要な単語さえわかればなんとか自分の意志を相手に伝える事はできます。
コピーによってたくさんのフレーズ=単語を覚えて下さい!
No.19 Category:Guitar
Question
西山さん、聞くに聞けない質問です。Badboy…のソロについてですが、DVD等で観ても、出だしのフレーズはここであそこでと確認出来ますが、実際に弾いてみるとあの音が出ません。かれこれ十数年やってますが、難しい...。
コツを伝授願います!
Answer from TAKESHI
ソロの出だしは3弦の9フレットのハーモ二クスをアームダウンします。次に3弦の2フレットをダウンしたアームを戻しながら1音チョーキングします。
1音チョーキングが完了した瞬間に、右手の中指で3弦の14フレットを軽く叩くような感じでタッチします。すると1オクターブ上のハーモ二クスがでるはずです。
次に左手を指板から離さず、そのまま3弦の7フレットまでスライドします。
スライドを完了した後、先ほどと同じ要領で右手の中指で19フレットを軽く叩き、左手は即座に3弦の5フレットにプリングをします。次の瞬間またまた同じ要領で21フレットを右手の中指で軽く叩きます(^o^;
わかりますか~?分からなければギター道場までお越し下さい!生徒募集中!(笑)
No.18 Category:Guitar
Question
曲を憶えるのにコツとかありますか?
Answer from TAKESHI
曲を効率よく覚えるというのは人それぞれ、違うと思います。
僕が一番最初にバックバンドの仕事をいただいた時、まったく知らない曲を一週間で25曲を暗譜し譜面を見ずにライブを!というものでした。
単純に計算すると25÷7=3.57・・・となり、一日4曲ずつのペースで覚えないと間に合いません。
僕の場合、まず曲を2~3度聞いて構成や特徴をチェックします。次にギターを持って譜面を見ずにコード進行を追います(5回くらいはやります)。その次に譜面を見て細かい部分を練習し、最後にソロパートなどを考えます。
しかしこれだけではダメで、まずその楽曲を大好きになるように努力します。自分が大好きな曲は何度もリピートして聞きますよね?最終的には頭の中でCDが再生されるくらい聞き込む事が大事です。
当然曲数が多い場合、時間が足りません。僕は寝る寸前、もしくは寝てる間もヘッドフォンで曲を聞く事もあります。
また、ただ演奏するだけではダメで、いかにその曲に対して感情を移入できるかが問題だと思っています。
たくさんの曲を練習する事で共通する部分を把握し、いくつかのパターンに分類できるようになれば曲を覚えるのが楽になると思います。
しかしそれには膨大な時間と経験が必要である事を忘れないで下さい。
No.17 Category:Guitar
Question
西山さん、はじめまして、こんにちは。
最近、某雑誌で西山さんの新譜が出ると知り、跳び上がるほど感激してしまいました。
本当にどれほどこの時が来るのを待った事か...思い返せば約10年前、西山さんがやられていた「freeway jam」というラジオ番組がきっかけで、自分はギターの虜になりました。
今でもその時のテープは永久保存版&バイブルとして大切に保管しております。
前置きが長くなりましたが早速(?)質問があります。
ラジオ後期の方はスタンリージョーダンやT.Jヘルメリッチetc...8フィンガーの話題で盛り上がっていましたが、今度出るアルバムでは、そういうマニアックな「技」が聴けたりするんでしょうか?
Answer from TAKESHI
ラジオですか・・・(^o^; かなりマニアックでしたよね?番組も回数を重ねるにつれずいぶん話せるようになったとは思いますが、やり始めた頃は全然話せなくて毎回苦しみました(;_;)。
今となっては凄く良い経験をさせてもらったと思っています。
ソロアルバムのプロモーションでやり始めたはずなんですが、他人の曲ばかり流していた気がします(^o^;
さて本題の8フィンガーですがアルバムタイトル曲である〔虎音〕でプレイしてます。
テーマの部分から登場しますので是非聞いてみて下さい!
この奏法は奥が深く一生かかっても、ものにする事はできないかもしれませんが・・・。
まだまだ完成はしてませんし、理想にはほど遠いのですがオリジナリティーあるタッピングでプレイできたと自負しております。
No.16 Category:Guitar
Question
最近アドリブの壁にぶつかっています。
自分は70年代タイプのロックが好きなのですが、そのような曲の間奏は大体ワンコードなので本当に難しいです。
昔はワンコードだと自由に弾けてうれしかったのですが今は自由故の難しさを痛感しています。
特にリフの上に重ねてソロをとる時など自分の考えすぎなのか、何だかリフ負けしてるように聞こえます。
自分は西山さんみたいな派手な技はできないので淡白なフレーズをうまく構成するしかないと思うのですが、何かコツみたいなのはあるでしょうか?
少しそれますがソロアルバムかなり期待しています。
クリーチャーはHRインストの超名盤だと思います。ライブ行きます!
Answer from TAKESHI
ワンコードのアドリブについてですが、マイナーの一発なのかメジャーもしくは7th系の一発なのかによってアドバイスも違います。
まずどちらの場合でも共通して言える事は、弾きすぎない事です。
アドリブとなるとどうしても音を常に出していなければならないような気持ちになってしまいがちです。
僕も悪い演奏をしてしまった時の反省点は大抵そこです。
まずは休符を恐れず、フレーズを次から次へ弾こうとしないアプローチを試してみて下さい。
また2小節もしくは4小節で歌い切れるフレーズを弾き、それに対して応えるようなアプローチをしていくと構成力のあるソロに聞こえると思います。
あなたは普段ワンコードのセッションはマイナー系なのでしょうか?それともファンクのような9th系なのでしょうか?
さらに回答を希望されるならその点を明記して再度、ご質問下さい!
No.15 Category:other
Question
西山さんのステージでのピック投げ(蹴り)はいつ位から始めたのですか?最長、どの位まで飛んだ事がありますか?
投げる時のコツなどがありましたら教えて下さい。
Answer from TAKESHI
いつから始めたかは定かではありませんが、おそらくBACK TO ROCKツアーあたりから始めたと思います。ですから15年くらい前でしょうか?
ピック蹴りはもちろんイングヴェイ・マルムスティーンの影響で、彼のステージを観て僕もやりはじめました!
最初はイングヴェイのように前方に蹴っていましたが、ある日ピックを後ろに投げ、まるでサッカーのリフティングのような感じで(後ろ蹴り?)蹴飛ばしたピックを手元に戻す事を思いつきました。
このパフォーマンスは海外でもやっている人は未だに観たことがありません。
ですから僕のオリジナルと言って良いでしょう!
ラモスさんが現役のサッカー選手時代にHOUND DOGのコンサートを観にいらしっしゃった時、やたらとこのアクションに興味を持たれていました(ちょっと嬉しかったです)。
成功率は50%です(^o^;。
ピック投げはスナップを効かせ人差し指に絡ませるような、ひっかけるような感じで投げると良く飛びます。
飛距離は20mくらいですかね?ただお客さんの目に当たると危険ですので狭い会場ではやりません。
No.14 Category:Guitar
Question
よろしくお願いいたします(^^)y
ライトハンド奏法の時に、例えば12Fをタッピングしたときにどうしても11Fと12Fの両方の音が混じったような音になってしまいます。
ライトハンドする場合の良いタッピングポイントを教えてください。
そしてライトハンド奏法の時、コンプレッサーはどのような基準でセッテイングするとよいのでしょうか?
Answer from TAKESHI
実際に貴方がどのようにプレイしているかを見ていないため的確なアドバイスはできませんが、まずミュートがしっかりできてるかどうかをチェックしましょう。
また右手の指はどの指で行なっていますか?
ピックを持っている関係で中指で行なう人もいますが、あまりにノイズがでてしまうようなら人差し指にしてみて下さい。
そしてあまり力まず、下から上に12フレットの指板を軽くタッチしてみて下さい。
この時点で11フレットの音が出てしまうようならギター本体の問題も考えられます。
タッピングの最大のポイントは、右手の手の平や左手の使用してない指によるミュートにあります。
またタッピングだからといってコンプレッサーなどのエフェクターをかけたりはしません。
アコギでもタッピングをする場合がありますので!
No.13 Category:Guitar
Question
お忙しい中、恐縮です。お答え願えれば幸いです。
例えで言わせて頂くと、西山さんのソロしかり、他のギタリストもそうですが、俺だったらこう弾くみたいな曲のイメージに合わせてソロが頭を過ります。しかし、その浮かんだ音を実際にフレーズにして弾く事が出来ない時が多々あります。
オリジナル曲(自バンド)もそうですが、イメージが膨らめば大きくなる程、構成等も浮かびますが、いざとなると躓く事が多いのが自分の弱点でもあります。ギターそのものを弾きこなしていないと言われればそれまでですが、浮かんだ音を確実にイメージにつなげてフレーズにするコツというか良いノウハウはありますか?
Answer from TAKESHI
頭の中に浮かんだメロディーやフレーズを即座に音にする事はかなり大変です。
アドリブ=即興演奏と考えてる人がたくさんいると思いますが、実際は自分が長い時間かけてものにしたフレーズやお気に入りのフレーズを何パターンか用意し、それらを上手に組み合わせて演奏しているプレーヤーがほとんどです。
コピーをたくさんする事によってたくさんのアプローチを覚え、何度も使用してものにする事が大事です。
作曲なども同じで、無の状態から作ってるのではなく実は自分の潜在意識の中にある音(過去に何気なく聞いて頭の中に残っている音)を中心に構成されてる事がほとんどなのです。
よくパクリなんて聞きますよね(笑)?意識的なものもありますが無意識のうちになってしまう事もあると思います。
話はそれましたが、まずコピーしたフレーズをパズルのように組み合わせソロを構成してみてはいかがでしょうか?
また頭に浮かんだイメージの音を、時間をかけてでも諦めずに探しだす事もしてみて下さい!
No.12 Category:Guitar
Question
自分もバンドを組んでますが、時たまフレーズを間違えたりします。
そんな時にあのマイケルシェンカーは間違えたフレーズと関連性のある音につなげて一気にソロを弾きあげゴマカスみたいな事を昔のインタビューで読んだ事があります。
自分が今まで観た西山さんのライブではフレーズを一音一音とても丁寧に弾き、とてもミスするような事はなさそうですが、もし間違えた場合、西山さんはどう対応しますか?
Answer from TAKESHI
ミスは誰にでもありますよね。僕などはよく間違えてますよ(^o^;!
即興演奏なら間違えても、ミスはあまり目立ちませんが、メロディーがしっかりと構成されたソロを間違えてしまった場合、どうにもなりません。
ごまかすと言うのは、その時点で失格ですのでミスらず演奏する事を考えましょう。
それでもミスってしまったらペンタトニックのフレーズで乗り切りましょう!
以前僕の大好きなギタリストのCharさんがアマチュアのギタリストに同じような質問をされた際、十分なリハーサルが行なわれず不安な要素の箇所があったりすると、その事が気になりミスを起こしやすい!というような事を語られてました。
僕もそのとおりだと思います。とりあえずリハーサルをたくさんして間違えないようにする事をこころがけましょう!
No.11 Category:other
Question
西山さんはムスタングなどのピックアップがシングルコイルのギターでの音作りの際、とくに音を歪ませる場合、ハウリングしないように気をつけていることってありますか。
僕はスタジオではハウらないんですが、本番で、スタジオと同じセッティングだったのに、ありえないくらいハウってしまい、情けない思いをしたことがあります。
あと、ギターマガジンのセッション必勝法で、コピーすることを勧めていらっしゃいましたが、フレーズをストックしていくときに、理論的な分析(例えばキー、使っているスケール、コード進行の分析)をどの程度すればよいのでしょうか。
ストックしていく時の理論的な注意点があれば教えて頂ければ幸いです。
Answer from TAKESHI
シングルコイルは確かにハウりやすいですね!
ゲインが多かったり、アンプの音量を少し上げる事によってなる場合やアンプとの距離などが近すぎてハウるなど原因は色々考えられます。
使用アンプにもよってアドバイスはかわりますが、トレブル、プレゼンスを上げ過ぎてないかをチェックしてみて下さい。
僕はライブハウスなどでPAの環境がしっかりしている場合は、音量を必要以上にあげないようにしてます。
またギターの音質は高音が強調されててもハウるので、ピックアップの選択も考えます。
ちなみに僕はリアとセンターのハーフトーンにしてプレイする事が多いですね。
リアのみで弾くよりはハウりは軽減されます。でも音が出ている時(プレイしてる時)は意外にハウっていても気になりませんし、僕もたまにハウってしまう事がありますよ。最低限音が途切れた時にハウらないように注意し後は思い切りプレイしましょう!
コピーしたフレーズについての話ですが、まずコピーしたフレーズのバックに流れるコード進行をチェックします。
バックのコードを意識してフレーズが構成されてる場合、コピーしたフレーズを他のコード進行の上にのせてもあまり良い結果は得られません(ただ実践してみないとわかりませんが)。またコピーしたフレーズが全てのKEYで応用できるよう練習する事もお薦めします。
また理論的にどこまで理解しなければならないかと言うより、実際にご自身で一つのフレーズをあらゆる曲で使用してみて下さい。
どんなリズムやコード進行の時に使用したら、かっこ良く聞こえたかを覚えておく事が一番大事だと思います!