Vol.2 小野瀬雅生(from クレイジーケンバンド)
第二回目は、クレイジーケンバンドのギタリスト、小野瀬雅生さんです!
実は小野瀬さんは西山氏の高校の1つ後輩なのです!
西山(以下「西」):東高校卒業して、そのままクレイジーケンバンドだったの?
小野瀬(以下「小」):いえいえ。僕はアマチュアバンドをずーっとやってて。
西:高校卒業してからは?
小:大学行きながらバイトしてました!
西:あ、大学行ったんだ。
小:一応、神奈川大学に。
西:おー神大!、今優秀なんだって!?(笑)
小:はい、今は(^_^;)
―今はってその当時も凄かったんじゃないですか!?
西:いやー、そーだよ。俺は入れなかったからな(笑)
小:(笑)入ったはいいんですけど、ずーっとスタジオでバイトしてて。横浜のスタジオ24で。
西:あ、24だったんだ!
小:で、クレイジーケンバンドの元になるバンドに入ったのが’90年。
西:’90年っていうと・・・随分頑張ったんだねえ、長い間。
小:そうですねえ。
西:それ以降はずーーっとクレイジーケンバンド?
小:そうですね。’90年に横山剣さんのバンドに入ってギターをやって。そこからですね。ずーっと付き合いが。
西:・・・僕はずーーっと気になってた存在だから高校時代の友達に「なあ、小野瀬って今何やってる?」って聞くわけよ。そうすると「いや~、いろいろ活動していて今腱鞘炎になったりしてました」とかって言うんだよ。「お前、ウソ言ってんじゃないの!?」って言ったんだけどさ。
小:・・・腱鞘炎は良くなってました。ムリがたたってって言うか・・・習ってないんでやっぱり凄いフォームが汚いんですよ。指グシャグシャで。
西:いやいや、僕も4年くらいずーっと腱鞘炎で悩んでいた時があって。もう慢性化しちゃってるからどうにもならないんだよね(^_^;)
小:僕も慢性化してたんですけど・・・僕の場合は、段々と弾けなくなっちゃってくるような感じで・・・。
西:うんうん。最初の頃ってシビれてきちゃうって感じ?
小:そうですね・・・とにかくスジが・・・。
西:そうだよね。ここのスジが痛くなるんだよね。だんだん動かなくなってきて・・・ツアーで20曲弾く中の10曲目くらいの時に残り2本くらいしか動かなくなっちゃって。でもそれでも弾かなきゃいけなくって、死ぬ思いをした事あるなあ。
小:僕はもう・・昔は乱暴なバンドばっかりやってたんでもう「どうにでもなれ!」って感じでやってたんですけど(笑)
西:(笑)・・・一番最初のプロのステージって何だったの?
小:最初は、その剣さんのバンド(ZAZOU)で’90年の時にやったのが最初でしたね。僕が入った時にファーストアルバムが出たんですけど、そのファーストアルバムをレコーディングしたギターの方が脱退しちゃって、お披露目のコンサートでギターがいないって言うんで僕が呼ばれたのが最初ですね。で、その後正式メンバーになって次のセカンドアルバムのレコーディングに参加したってのがたぶん最初ですね。
西:それが’90年?
小:’90年。
西:今が2007年だからもう17年?
小:そうですね。
西:すっごいねそれ!
小:ドラムの廣石さんともその頃からずっと一緒で。廣石さんとは実は高校の時に、関内にあった「放送局」っていうライブハウスに・・・
西:あー、あったあった。有名だったよね。
小:はい。そこに、僕らオーディションを受けに行ったんですよ。そこで廣石さんと出会いまして。
西:僕は、ハウンドドッグに入ったの’84年でね。
小:はい。
西:で、その時からずーーっと小野瀬君の事が気になってたの。
小:はい(笑)夜中にファミレスとかで会いましたよね!?
西:会ったっけ?あんまり覚えてないんだけど(^_^;)
小:たぶん、高島町のすかいらーく。
西:そんな所に居た(^_^;) それ、うちの奥さんと一緒に居た時じゃない?
小:・・・だったかな?今は無いすかいらーく。
西:うん、今は無いね。・・・高島町のすかいらーくなんて、なんでそんな所に入ったか今でもわかんないんだけど(笑)
小:しかも夜の12時みたいな(笑)
西:うーん、そう言われれば会ったような・・・??
小:そうですか(^_^;)
西:僕の中では高校の時の学祭だな、印象に残ってたのは。でも高校時代に話すことは無かったんだよねぇ。なんか、その時ってお互いプライドとかってあるじゃない?「あいつ上手いんだな~」とかって思っててさ。「う~ん・・・・まぁいいや!」って(笑)「まぁいいや!」で終わっちゃうんだよ、近くまで行って(笑)
小:あんまり無かったですねえ。
西:たぶん1回話したかどうか・・・。
小:あの頃僕ね、視聴覚室で放送部の連中とLIVEやったときにちょっとお話したんですよ。
西:その頃は僕の事はあまり知らなかったでしょ?
小:いや、だってテレビに出てたじゃないですか。
西:(笑)なに、知ってたの!?
小:知ってましたよ。
西:そうなんだ(笑)
小:知ってます、知ってます。テレビ東京の。
西:いまだに言うヤツ居るんだよな~。横関敦君とか。あと山本恭司さんは今だに「かうんたっくの西山くん」って。
小:(笑)確かに(^^ゞ
西:(笑)今だに言うんだよねえ。
―じゃあ「あの時いましたよね?」みたいな会話っていうのはもう大人になってからなんですか?
西:いや、でもやっぱり知ってるんだよね。話してなくても。
小:うん。会話はしてなくても、意識的には「してる」に近かったんで。テレビに出てたり雑誌とかで「あ~、やってるやってる」って。僕ももうちょっと有名になれば、またきっと会えるだろうな~って。で頑張ってたんですよ。
西:会えたよねって。だって、2年前に武道館に見に行った時に俺、感動したもん。「お~っ!いるいる~!」って。・・・楽屋で会うまではね、「本当に小野瀬君かなぁ!?」って半信半疑だったの。・・・でも20年くらい経ってもね、やっぱ何処かに面影があるんだよね。・・・小学校の時の友達だと、顔も形も変わっちゃって解かんないけど、高校だとある程度大人の基盤が出来上がってるっていうか。
小:まぁ、そうですよね。ヒゲはちょんちょんだったし(^^ゞ
西:え、高校の時生やしてた?
小:いや「生やそうかなあ」って(笑)
西:小野瀬君は本当に上手かったし、仲間内では有名だったね。
小:いやぁ、横浜の鶴見区、神奈川区、港北区の3つでちょっと有名だったかもしれないくらいで(笑)
西:例えば、まずクラスの中で1番にならないとプロになれない。次に隣のクラスと併せて1番にならないとプロになれない。で、そのうちに○○学校のヤツと戦っても、コイツに勝たないとプロになれないって。でも、すぐ近くにこうやっていると、もうプロになれないから(笑)・・・でも、もしかしたら同じ高校出身者でギタリストでってのは珍しいかもね。
小:なかなかいないかもしれないですね。
西:高校に呼ばれたことって無いの?
小:全くお声はかかんないですね(笑)
西:(笑)俺も声掛かるかな?って思ったけどかかんないんだよね(^_^;)
小:はい(笑)
西:ナシケン(俳優の梨本謙次郎さん)は声掛かって何かやったらしいけど。
小:あ、そうなんですか!?へぇ~。
西:梨本君とかって知ってるの?
小:えっと、僕が卒業するときに同じクラスの友達がナシケンさんと仲が良くって・・・で「卒業LIVEをやりたいんだけど」って言って。まあ、やる中身は銀蝿なんですけどね。
西:(笑)
小:(笑)で、俺にギター弾いて欲しいって言ってきて、友達とナシケンさんが歌って踊ってってああいう感じでやられて。その後ろで弾きましたね。
西:そーなんだ!・・・あの頃さ、僕はベンチャーズの路線で行ってたじゃない!?
小:はいはい。
西:正直、周りでリッチーをやってるヤツらって全然興味無かったの。でも小野瀬君の見たらねえ、めちゃめちゃ・・・う~ん、何て言ったらいいのかなあ・・・惹かれたよな。惹かれたっていうか、これはお世辞でも何でもなくって、僕のギター人生で僕をロックに転身させたのは、Charと小野瀬君。
小:え(^_^;)
西:今だから言えるんだけどさあ・・・どちらかって言うと後輩に影響を受けた先輩ってカッコ悪いじゃん(^_^;)
小:(笑)でも、僕も自分の後輩のプレイ盗んでましたもん。「ああやってやるんだ、なるほどね」って(^_^;)
西:いやいやいや。でも初めて見たときに「こんなヤツいるんだ」ってショックだったもん。・・・あの当時にさBOWWOWとかCharさんとか見に行った時は、もうさ「別世界の人間だ」って。「上手いの当たり前」って。「この人達はたぶんモノが違うんだろう」って。
小:はい。
西:だけど、自分のすぐ横のヤツがさ、市販されているレコードとほとんど同じようなプレイをされたらショックだって。
小:いやいやいや(^^ゞ
西:あの当時からちょっと聞きたかったんだけど・・。
小:はい。
西:どーやってギターを覚えたの?
小:僕、一回もヒトに習った事無いんですよ。
西:うんうん。・・・独学なの?
小:独学です。・・・で、まあカセット(テープ)とか・・・後にレコードに合わせて弾いたりとか。
西:ふ~ん・・・。今の子達だったら理解可能なスケールとかあるじゃない?ペンタトニックとか・・。
小:はい。
西:だけどあの当時なんて、ほとんど情報が無かったし・・
小:はい。
西:あの当時のギターについての資料とかって言っても・・・唯一チャプターで体系化してたのって小林克己さんくらいじゃない!?
小:はいはい。
西:小林さんの教則本よりも前にコピーしてないと、あんなには弾けないだろ!?って僕の中では思ってたんだよね。・・・高校2年の時で、ギター初めてだいたい何年くらいだったの?
小:中学1年の時に始めたんで・・・
西:高校2年だと3,4年?
小:そうですね。
西:あー、もうそれくらい経ってたんだ、やっぱり。いやー上手かったんだよぉ~、本当に。フランクマリノにそっくりでさあ。最初「フランクマリノって誰だ?」って、実は友達に聞いたの(笑)
小:はい(笑)
西:「あの、後輩が弾いてるのって、あれ何?」って。で「フランクマリノだよ」って聞いて勉強しだして。たまたまマホガニーラッシュが来日してて、朝比奈マリアかなんかがやってる夜の番組に出て「あー、これをコピーしてたの」なんて納得して。「そっくりじゃん!!」って思ったの(^^ゞ
小:いやいやいや(^_^;)
西:今でも覚えてる。あの時やったジョニーBグッドのフランクマリノバージョンとジェフベックの「悲しみの恋人達」かなんか。
小:やりました、やりました。
西:あとねえ・・・パープルヘイズやってた?
小:やってました。
西:その3曲は覚えてるんだ。あと何やってた?
小:ジョニーウィンターやってましたねえ。
西:あ~、ジョニーウィンターやってたんだあ。・・・とにかく(小野瀬君は)すごい後輩だったんだよ。
―(西山氏が)3年生の時に1年生・・・?
小:2年生です。
西:1コ違い。
―あっ、そーなんですねぇ(^_^;)。
西:僕が2年で彼が3年です。なんて(笑)
―(^_^;)じゃあ、学祭で見たのが初めてって感じなんですか?
西:僕は小野瀬君を意識したのは、学祭。
小:僕は(テレビとかで)いつも見てました(笑)
西:いやいやいや(笑)それはいーんだよ(^_^;)・・・じゃあ、僕が高校2年の時に入学してきた時は、もう僕の事を知ってたの?
小:たぶん知ってましたよ。
西:・・・僕が高2の時に高3の先輩で「1つ上に上手い先輩がいる」ってさ。そういうのって話題になるんだよね。
小:はい。
西:で、学祭を見たんだけど「別にそんなに上手くないな」って思ったんだよね(笑)でも、彼(小野瀬さん)を見た時は本当にショックだった。
―へぇー・・・。兄弟の影響とかっていうのはあるんですか?
小:無いですね。僕が一番上なんで。・・・親父がね、ちょっとだけ弾けたんですよ。
西:うん。・・・ギターマガジンでそんなような事が書いてあったのを見た。
小:はい。ちょっとだけ弾けたんですよ。
西:ホントに小野瀬君がクレイジーケンバンドにいるっていうのを・・・・ちゃんと知ったのっていつだろうなあ・・・
小:3,4年前のギタマガとか?
西:あ、そうそう!本当に偶然にある日ギターマガジンを見てたらクレイジーケンバンドが載ってて。・・・ほら、バンドで判断しちゃうってよくあるじゃん?
小:はい。
西:で「あ~、まあ別にジャンルも違うしいいか」って思って閉じようとしてページが下りる瞬間に「小野瀬」っていう文字が見えたの。で「えっ!?」ってもう一度ページを戻して文字を確認して、記事を読んでみたらたまたまフランクマリノの事が書いてあって。
小:はいはい。
西:フランクマリノの事書くヤツって珍しいから。・・・「これはアヤシイ」って。
小:(笑)
西:でも、風貌がもう全然変わってるし。・・・だけど「なんか面影あるじゃない?」って。今はネットの時代だから「検索してみよう」ってやったら「横浜市出身」ってあって「間違いない!」って思ったんだよね。・・・高校卒業して何十年っていうブランクがあって「アイツどうしてるんだろうな?」って今だにあったからすごく嬉しかったけどね。
小:いやいやいや(^^ゞ
西:ホント、今日は来ていただいて嬉しかったですよ。
小:いやいやいや(照)
西:僕がクレイジーケンバンドのコンサートを見に行って・・・あれからもう2年・・・?
小:1年半ですかね。
西:あれからクレイジーケンバンドはどうなの?
小:去年もアルバムを出してツアーをやって、武道館はなかったんですけど中野サンプラザ2日間やったり・・・ファイナルは(神奈川)県民(ホール)でした。
西:武道館って何回くらいもう演ったの?
小:武道館は3回ですかね。
西:武道館はさあ、やっぱ僕らにとっては神聖な場所だったでしょ?
小:はい。
西:昔、ロックのコンサートを色々と見に行った場所だから。
小:はいはい。
西:凄く緊張しなかった?
小:最初はね、クレイジーケンバンドでの単独LIVEじゃなくって、ユーミンさんのトリビュートアルバムに参加した時のイベントで武道館でやったんですよ。
西:ああ~。
小:そこで2曲演奏したっていうのが最初で。・・・その時の演奏はもう・・・・心臓が口から出てきそうでしたもんね。
西;あー、やっぱそうだよね。解かる解かる。
小:で、自分達の最初の単独公演の時、アンコールまでの間に僕過呼吸になってて。
西:えっ、ほんと!?
小:ホントに。だから裏でビニール袋でずっとスーハーと(^_^;)
西:へぇ~、それも凄いね。でも、やっぱあそこは緊張するよね。
小:ええ。・・・僕ね、初めて外国のアーティストを見たのは神奈川県民なんですよ。
西:誰見たの?
小:ジャクソンブラウン。
西:渋いっ!
小:中学一年の時ですけどね。
西:中一で見るもんじゃないって(笑)
小:(笑)曲も2曲くらいしか知らなくて・・・で、一番最初にそのうちの1曲をやっちゃったんで「あー、あと知ってる曲は1曲だけだ」って思って(^_^;)
西:でも、最初に見たコンサートがそれだったの!?
小:そうですね、最初に見たロックコンサートという意味では・・・。
西:俺、最初に見たコンサートって岩崎宏美だったなあ~(笑)。
小:あ、僕それだったらね、冬なのに岡田屋の屋上で「ハリマオ」ってバンドがLIVEやってて・・・。
西:おおっ!ハリマオのギターってその時誰だった?土方さん?
小:わかんないですねえ・・・。
西:もしかしたら小林克己さんだったんじゃない?
小:もしかしたらそうだったかもしれないですねえ。
西;うん、ギター回してなかった?
小:いや・・・すっごい寒かったんですよ、冬で(^_^;)
西:(笑)
小:「スリードッグナイトの曲なら何でもやります」ってリクエスト取ってて。それを屋上でやってたんですね。お袋が買い物している間そこで一人で観てて。僕はその時小学生で。・・・外で寒くて。ベードラとかベースの音とかがお腹に響いて、しばらくしてお袋が迎えにきたその直後に「お母さんお腹痛い」って言って(笑)
西:(笑)
小:お腹壊しちゃって(^_^;)
西:(笑)でもそんなのがあったの?岡田屋でそんなのやってたの?
小:結構やってましたね。
西;へぇ~。・・・ビアガーデンがあったところ?
小:そうです。
西:へぇ~。そこでハリマオがやってるなんて凄い話だよね。・・・その後は?武道館で初めて見たアーティストって??
小:初めはねえ・・・KISSですねえ。
西:あっ、じゃあ同じだ!
小:僕中学2年くらい。
西:初来日?
小:初来日。
西:じゃあ、やっぱり一緒だ!同じ同じ!僕も最初に武道館で見たコンサートってKISSだったの。じゃあ、BOWWOWが前座で。
小:そうですそうです。あの時に強く印象に残っているのは、すっごいスピーカー積み上げてたじゃないですか。
西:うん。
小:で、最初に既にセット組み上げてあって、そのセットの前でBOWWOWがやってたじゃないですか。
西:そうそう。
小:BOWWOWが演奏やっている間に、客がみんなチラシを紙飛行機にして飛ばしてるんですよ。
西:そうそう!
小:みんなで飛ばしてて。そのうちの1個がスピーカーの中に刺さったんですよ。
西:うん。
小:で、BOWWOWがやっている間はその紙飛行機はそのままだったんですよ。
西:うん。
小:KISSが始まった瞬間にその紙飛行機が「シューッ!」って出てきたんですよ。「あぁ~これが差なのか!」って。
西:(笑)面白いね、それね。・・・でも俺もなんとなくそれ覚えてるかもしれない。
小:はい。
西:あの頃の日本のバンドってすごく虐げられてて、オープニングアクトはもう「帰れ!」コールだったよね。だからBOWWOWなんてよくやったよなあって思って。・・・KISSの2回目は見に行った?
小:2回目は行ってないんじゃないかなあ。
西:2回目の時のオープニングアクトがコンディショングリーンだって噂があって。「コンディショングリーンは見たいぞ」と思って見に行ったらBOWWOWだったんだよ(笑)
小:はい(笑)
西:・・・あの頃は「日本のロックの夜明け」って感じなのかもしれないねえ、もしかしたら。
小:ですねえ。
西:すっごく楽しかったよね。・・・70何年かにエリッククラプトンが武道館でやってるんだけど、その時の前座ってプリズムだったんだよ。
小:ほう。
西:僕が見た中で、日本のバンドでアンコールが起こったのってプリズムが最初で最後だったかな。
小:へぇ~。
西:っていうくらい素晴らしかったんだよ。
小:ほ~。
西:いまだに僕の人生で印象に残るコンサートはそのプリズムでしょ。
小:はい。
西:ジョニールイス&Charの日比谷野音。
小:あ、はいはいはい。
西:それと、東高校の学祭でみた小野瀬君。
小:(笑)いや~、参ったなあ~(^_^;)
西:(笑)一応BEST3に入ってるから(笑)
小:そうですか(^_^;)・・・・そう言った意味では僕ね、西山さんがハウンドドッグに入った後の曲を友達が学祭でやりたいんだけど、ギターがいないからやってくれって。
西:やったの!?
小:はい。僕、西山さんのフレーズをコピーして。
西:えー、ウソだろ~。今その話作ってんじゃないの?(笑)
小:いえいえ。本当にコピーして。で、この前その事がネットに書かれていて。普通の教室だったんで、机の上バンバン走り回って演奏してたんですよ。
西:うん。
小:それを覚えているヤツがネットに書き込みをしてて。・・・覚えてたんですよね。
西:うわ~、凄いなあソレ(^_^;)。僕がハウンドドッグ入った時って、もう知ってた?
小:知ってましたよ!
西:それは何で知ったの?あの時さ、すっごい刈り上げにさせられてさ、自分でも過去は見たくないなっていう感じなんだけど(^_^;)
小:いやもう、普通に友達から。「この雑誌に載ってるの、先輩だよね」「そうだそうだ!」って。
西:へ~。
小:「あ、ハウンドドッグ入ったんだ。へ~。」とかって。
~高校時代に西山氏が感じていた小野瀬さんのナゾ~
西:1つだけ思い出せないだけど、高校の学祭の時に使ってたギターって何使ってたの?
小:あの時ね・・・グレコのミラージュ。
西:ミラージュかぁ!
小:はい。
西:あ、今思い出した!・・・今ハッキリと思い出したよ!
小:ついこの間、うちの実家の部屋から引っ張り出してきたんですよ。
西:うん。
小:パーツが幾つかなくなっているんですけど、とりあえず修理に出してみようと思って。
西:サンバースト?
小:はい、サンバーストです。
西:やっぱねー!いや~、やっぱりそれくら印象に残ってたんだよねぇ。でも、持ってたギターの形が今ひとつおぼろげで・・・。
小:はい。
西:今はエクスプローラー持ってるよね?
小:はい、エクスプローラーですね。
西:「エクスプローラーじゃなかったんだよなあ」ってのだけは覚えてたの。「ストラトでもなかったよなあ」って。
小:はい、ミラージュです。
西:ミラージュかあ・・・懐かしいなあ・・・。
小:あの後二十歳くらいでファイヤーバード買って。・・・やっぱり「こっちがいいなあ」って。
西:ふ~ん。
小:高校の時も本当はファイヤーバードにしたかったんですけど・・・。
西:それって誰かの影響とか?ジョニーウインターとか!?
小:当時、横浜のヤマハに、アメリカ建国200周年記念モデルのファイアーバードが置いてあって・・・。
西:それ、ずーっと見てたの?
小:ずーっと見てて。それを後に買いました。
西:今でも横浜のヤマハに行く?
小:いやー、今は場所も変わったし、知っているヒトも誰も居なくなっちゃったんで(^_^;)
西:今川沿いにあるよね?・・・東急ハンズの近く!?
小:そうです、今はあっちの方。
西:たまに行くんだよね。相変わらず中古のあやしいのが出たりするから(笑)
小:むかーしはニチイ・・・今のHMVの場所で。
西:あー、そうだそうだ!
小:あそこ昔、川が洪水になっちゃって、水浸しになって大変だった(笑)
西:その大洪水になったの、覚えてる(笑)友達の車が水没しちゃって終わっちゃったんだよなあ(笑)
小:(笑)
西:・・・・ねえ、ストラトは弾かないの?
小:僕、実はねぇ、高校3年の時に友達の兄貴からストラト1本譲ってもらってたんですよ。結構それを20年近く弾いてたんです。でも、ストラトを弾いてた時期が人前にあんまり出ない時期だったんで・・・。
西:ああ・・・。
小:知られて無い時期だったんで、あんまり印象が無いんだと思うんですけど、ストラトを持ってた時期は実は長かったんです。
西:僕なんか、昔はずっとハンバッカーだったけど、今はホントにストラトだけ。
小:うん。・・・僕はその逆ですよ。
西:逆だよねえ。
小:もう、ハンバッカーばっかり。
西:ハンバッカーって、食に例えるならステーキ。シングルはやっぱり「寿司」だよねって感じで。
小:はいはい。
西:もう脂っこいものヤダ!って(笑)
小:僕はどんどん脂っこくなってる(笑)クレイジーケンバンドって今12人いるんで、地味なバッキングの時に、ある程度音が太くないと(ギターが)居ないも同然になっちゃって(^^ゞあとストラトって意外とボーカリストと当たるじゃないですか。
西:あ~、解かる。
小:だから、僕はその辺をうまく回避できるような感じでやってますけどね。
西:でもそれを考えるとさぁ、リッチーブラックモアなんて、なんでストラトであんな名演奏が出来たんだろう?って思ったりするわけ。
小:う~ん、そうですねえ・・・・。昔の録音のせいなのか何なのか解かりませんけど、サウンドが飽和してないですよね。
西:そうそうそう。
小:はい。なんかドラムもベースも軽やかで。
西:でも、意外に結構バッキングを弾いてないんだよね。
小:あの~、僕発見したんですけど、「LIVE in JAPAN」のHighway Starでジョンロードがソロ弾いてる時にリッチーってずーーっとチューニングしてるじゃないですか。
西:(笑)
小:「何をやってるんだろうな?」って思いながら長年聴いてて、ある日「あっ!チューニングしてる!こいつ!」って(笑)
西:そうそう。「♪ビ~~~ガ~~~」って音出しながら(笑)
―え、音出しながらチューニングやってるんですか?
小:そう!オルガンのソロの所にそれが全部入ってるんですよ!「すごいバッキングだな」って思いながら聴いてたのに(笑)
西:俺はそれに気が付かなかったの。ずーっと♪ガンガン♪やってるのは「さすがリッチー、すげーな~」って思ってたら、それはロジャーグローバーがさ、ただ単に8分でベースを刻んでただけだったんだよね(笑)それとカンペキに間違えてて。
小:はい(笑)
西:ハイウェイスターなんてほどんど弾いてないんだよなあって(^^ゞ・・・でも最近、そういう感じで惹かれる人ってだんだん少なくなってきたなって思う。
小:そうですねぇ・・・・。
西:僕らより10歳くらい若いミュージシャンになっちゃうと、もう全然違う世界の人達になっちゃってるでしょ。
小:そうですね。
西:なんか、そういう話ってしたことある?
小:ヴァンヘイレンとかニールショーンとか、そういう人達は’70年代にいましたからね。その人達の話で辛うじて・・・。あとスティーブヴァイなんか結構聴いてたんで、それで話が出来るというか。
西:へぇ~。一番フェイバレットって誰なの?
小:・・・僕ね、前に「あなたの好きなアーティストを書いてください」っていうアンケートに嫌がらせのようにギタリストを100人くらい書いた事がありまして。
西:(笑)
小:だから「誰なんだろう?」って。・・・その時々の自分の中でブームがあるんですよねえ。
西:やっぱり今でも、いろいろと追求したりしてる?
小:この前、久しぶりにツェッペリンを・・・「聖なる館」かなんか聴いて「こんなガリガリな音だっけか!?」って。そんな感じで、まあ色々と・・・。
西:最近思うんだけど、あの時代に影響受けた音楽ってもう一回聴き直して・・・やっぱり発見ってあるよね。
小:ありますね。
西:あの当時聴いてた耳と今の耳では全然違ってて。
小:明らかに違いますよね。
西:うん。「なんでこんな音楽、この人達は作ったんだろう?」って、未だに解からない部分もあるし、今だから解かる部分もあるし・・・すごく深いよなと。でも、要は・・・例えばディープパープルだったとしてもレッドツェッペリンだったとしても、2大ロックグループでしょ?
小:はいはい。
西:この2つだったらどっちを選ぶ?
小:・・・・どうでしょうねえ・・・・(*_*;
西:どっちも選ばない?
小:・・・どっちも選べないかなあ・・・。
西:(笑)
小:どっちも好きですよねえ・・・・。
西:どっちも好きでウェルカムな感じ?
小:ええ。
西:俺は、まずこの2つがNG派だから(^_^;)
小:なるほどなるほど。
西:最初のスタートがベンチャーズからいきなりラリーカールトンにいっちゃった人だから(^^ゞ
小:はいはいはい。
西:でも、どっちかっていうと僕ら高校時代って一大フュージョンブームだったでしょ。
小:そうですねえ。
西:でも、そっちの方にはあんまり流れなかったよねえ。
小:フュージョンには流れなかったですねえ。高中さんのコピーはしましたけど、でもあまりにもみんながやってるんで「俺は他のをやろう」と思って。
西:あ~、やっぱりそういう意識が働いたんだ。
小:うん。
西:僕も絶対高中さんには行かなかった。でも、この間の小野瀬君のアルバム聴いた時にやっぱり感じたのは「やっぱり、この人はロック一筋の人なんだな」って。なんかそういうニュアンスって感じるんだよね~。
小:はいはい。
西:面白いのが、フランクマリノでもそうなんだけど、どこかジャズがかった感じ・・。
小:はいはいはい。
西:そういう知識ってどこで知ったの?
小:知識もなにも、なんか無理矢理だったりしますよね。
西:自分で独学で勝手にやっちゃったって感じ?
小:ええ。・・・たぶんこの辺の音を選んでいけば、なんかジャズっぽくなるんじゃないかなって感じで。
西:(笑)
小:「聴こえるかなあ?聴こえた?」っていう感じで(笑)
西:やっぱ、そういう感じなんだね。
小:だから実際に、本当にジャズに詳しい人達と「これがこうだから」って言われても「あ、すいません。全然追いつきません!」って。「ムリです!」って(笑)
西:(笑)いや~、俺はなんか(小野瀬君は)今でもスルっと弾いちゃうような気がしてさ。
小:いやいや、全然ダメです。見せかけだけで(^_^;)
西:いやいや(^^ゞ・・・今音楽学校で講師やってて、たまに生徒に「何処のバンドのギタリストが好き?」って聞くと、たま~に小野瀬君って答える生徒が・・・。
小:います??
西:いるいる。だいたいの生徒が若いじゃない。
小:はいはい。
西:「お前、随分渋いところいくな。彼のどこが好きなの?」って聞くとさ、「あの人ジャズっぽく弾くでしょ」って。
小:あ~・・・。
西:そういう風に捉えられてるんだよね。
小:あ~、はいはい。
西:だから、今の子達にはどっちかって言うと、そういう風に捉えてるんだなって。
小:今のメモしとこう。
西:(笑)そんな風に言っている子がいたの。それも、全然弾けないヤツが言うと「お前、何を知ったように言ってるんだよ」って感じなんだけど、かなり弾けて色々知ってる子がそうやって言ってたの。で、「彼は高校同じなんだぜ」って言ったら「へ~、いくつ先輩なんですか?」って(笑)「俺のほうが先輩だよ!」って(笑)
小:もう、凄い言われるんですよねえ(^_^;)。昔転校した先々で「ダブってるでしょ」って言われて。絶対有りましたね。
西:(笑)・・でも、高校時代もそうだったっけかなあ?そんなに年上には見えなかったような・・・。
小:はい、高校の時は大人しくしてました(^^ゞ
西:でも、雑誌で見る君を見ると「絶対に俺より上だろうな」って(見える)(笑)。
~ミュージシャンの交流について~
西:今、他にプロのギタリストと交流のあるヒトいる?
小:・・・意外とギターの友達っていなくて、僕と同い年のギタリストって少ないんですよね。
西:あーそーか。・・・大渡君って知ってる?Do as Infinityの。
小:僕は直接は知らないですねえ。
西:小野瀬君と同い年って誰だろう・・・意外にいないかぁ!?
小:意外にいないんですよ。僕の1コ上・1コ下はいっぱいいるんですけど。
西:1コ下は誰がいるの?
小:・・・とは言ってもギタリストは・・・あんまり・・・知らないかなあ(^_^;)
西:(笑)・・・そーかぁ。Do as Infinityの大渡君ってのが、一回おかしかったのはNHKかなんかで会って「あ、初めまして」って言ったら「いや、僕は2回目です。」って。「へぇ~、何処で会った?」って聞いたら「僕は昔ビブレのジーパン屋でバイトしてて、西山さんが買いに来た時の店員です」って。確かに一回買いに行った事あるんだよ(笑)
小:へぇ~・・・そんな事があったんですか。
西:そう。で、その時確かカードで買ったんだよ。だから、そのサインを見て「絶対本人だ!」って(笑)
~現在の小野瀬さん~
西:今の事務所ってのは小野瀬君の個人の事務所?
小:いや、そうではないです。僕の友達がやってるんですけどね。寺尾中学の同期のヤツなんですけど(^^ゞ
西:寺尾中学!いーねー!そのローカルな感じが(笑)
小:横浜市立寺尾中学(笑)仲良くなったのはずっと後なんですけどね。
西:えっ!?寺尾中なの!?
小:僕ね、引越しが多かったんで中学3つ行ってるんですよ。錦台と寺尾と篠原。
西:篠原!全部神奈川区?
小:神奈川区、港北区、鶴見区。歩いても全部回れるくらいの範囲なんですけどね(^^ゞ
西:へぇ~。
小:東高に通ってた時は篠原に住んでたんです。僕ね、生まれた家の隣の・・・ホントに隣なんですけどキーボーディストの安西史孝さんってのが幼なじみで・・・「うる星やつら」の音楽やったりとか。あとね、「パタリロ」とか・・・・それとクロスウィンド。
西:クロスウィンド!?小川銀次さん?
小:そう。あと梅図かずおさんともやってましたねぇ。
西:あーそうなんだ。
小:はい。僕より4つ上ですね。僕は中学の時にその安西さんの家に行って、ジェフベックだったり、トミーボーリンだったり・・・そういう中学生では全くセレクトし得ないレコードを借りて・・・。
西:それでアレなんだねぇ。・・・普通の中学生では有り得ない・・・。
小:有り得ない。高校生になったらもう全然違う方向に行って。
西:大学生くらいの音楽を聴いていたようなもんだもんね。
小:そうです、はい。
西:僕なんか真っ直ぐでベンチャーズしか聴かなかったから。それしか無かったからさ。だから小野瀬君のプレイを見たときにさ「俺、今コイツとギターバトルやったら負けるだろうな」って思ったんだよね。
小:いやいや(^^ゞ
西:それで「何か変えないといけないなあ」って思って。あの当時、小林克己さんってロックギターの教則本を全部書いてた人がいて、「この人に習えばロックを勉強出来るかもしれない」って。で、そこからロックに転身したっていう。
小:なるほど。
西:だから本当に小野瀬君が居なかったら、たぶん今のスタイルは無かっただろうなって思うんだよね。感謝してます!
小:いやいや(^^ゞ
西:昔からクレイジーケンバンドの中では「小野瀬雅生ショウ」ってのがあったの?
小:そーなんですよ。・・・最初はケンさんの休憩タイム(笑)
西:ああ(笑)どこもあるよね。ハウンドドッグもあったよ。着替えタイムみたいな感じでね「その間インストやってろよ」みたいなね(笑)
小:はいはい(笑)。
西:で、今はどうですか?
小:この前小説書きました!
西:ウソ(@_@;)
小:はい。・・・小説書いて。色々やってます(笑)
西:(笑)どんな小説?
小:ファンタジー(笑)
西:ファンタジー!?すっごいねえ・・・。
小:一応、この前雑誌に載りまして。リリーフランキーさんが東京タワーを連載していた雑誌(en-taxi)なんですけど。
西:へぇ~、すごいね。そういう才能もあったんだ!
小:いやいや(^_^;)。あと今「おでんくん」のキャラクターの声もやってるんですよ。
西:へぇ~。
小:たまになんですけどね(^^ゞ
西:そうなの!?
小:「怪盗カニコウモリ」っていうキャラがいるんですけど、それボクなんです。見ればすぐわかります!
西:ホントぉ!
小:キャラ的に(笑)
西:へぇ~。じゃあ、今幅広く色々な事やってるの?
小:日々色々ですね(^^ゞ
西:音楽だけじゃなくって・・・・。
小:文章書いて、たまにアフレコ行って(笑)
―今まで一緒に演奏されたことって・・・?
西&小:無い!
小:無いんです。
西:でも、意外にそういうギタリスト多いよね~。
小:はい。
西:知ってんだけど、一緒にやった事がないって。
小:同業者はいないですねぇ。
西:無いよね、意外に。ツインギターでやるってのはあるけど・・・。この間も是永君と一緒にやったのって初めてで。20年くらい前から知ってるのに(笑)
西:小野瀬雅生ショウは月イチくらいのペースでやってるの?
小:今は・・・もうちょっと間開いてやってますけどね。ただ今年の頭は初めて、大阪・名古屋と回って東京でやって。
西:その時ってカバー曲とかやるの?
小:カバーは今回はやらなかったですね。前はよくやってたんですけど・・・フランンクザッパとか、ジェフベックのカバーとか・・・。
西:フランクザッパか!!・・ジェフベックは何やったの?
小:ジェフベックは・・・・あれです。「WIRED」の3曲目。
西:「Goodbye Pork Pie Hat」?
小:そう、それです。
西:あれ、結構好きな人多いよね~。恭司さんも和田アキラさんもみんなアレ弾くんだよ。
小:はい。・・・ただ、あれを一緒に弾いてくれるキーボードがいないんですよ、なかなか。
西:あ!わかるわかる!
小:あの曲を弾いてくれる人(高橋利光君)にやっと出会って。
西:あれはやっぱ・・・なんだろ。・・・ロックのキーボーディストでは弾けない・・・。
小:うん。
西:ロック系のキーボーディストって、僕がその曲を弾き出したら「僕はそれを弾いてナニワヤの人に怒られた事がある」って。「なんで怒られたの?」って聞いたら「お前にジャズは感じられない」って(笑)
小:(笑)
西:「全然タイム感が違う」って。・・・でも、アレは難しいよね。
小:そうですね。
西:僕も昔、PRISMのゲストで一回やったことがあって。和田さんが(その曲を)好きなのね。「Goodbye Pork Pie Hatやろう」って言われたら「よくわかんないから嫌だ」って(笑)
小:(笑)
西:いつか(小野瀬君と)一緒にやれたら面白いよね。
小:そうですね・・・・ってそう言って放っておくとまた10年くらいそのままになっちゃうんですよね(笑)
西:そうそう(笑)
小:だから、なんとか今年やりましょうよ。
西:おっ!
小:どこかで。
―その時はどんな曲をやるんですかね?
西:なんだろ?やっぱ、フランクマリノかなあ?
小:いやぁ~僕ね、最近ね、(指が)追いつかないんですよ(^_^;)
西:(爆)またまたぁ!
小:ホントにね・・・高校生の頃は追いついてたんですけど・・・今追いつかないですよ(^^ゞ
西:なんで?それは体力的に?(笑)
小:もうね・・・あんなに早く動かないです。
西:あ~・・。
小:(フランクマリノ)本人ね、実は最近インディーズみたいなので出してるんですよ。
西:うん。
小:やっぱりちょっとね、それ(最近の曲)では(早さが)落ちてる。本人も遅くなってる(笑)
西:そうなんだ(笑)・・・でもあの当時、フランクマリノって一時期だけのヒーローだったよね。
小:そうですね。
西:かわいそうな存在って言うか・・・。だって、ヴァンヘイレンが出てきちゃって、イングウェイも出てきちゃって・・・影に霞んじゃったっていう。
小:まあ、ペンタトニックを早く弾くってのはあそこまででしたよねぇ。
西:そうだよねぇ。「ペンタトニック乱奏法」っていう(笑)。
小:(笑)
西:じゃあ、今度一緒に演奏出来る日を楽しみにしてるよ!今日は本当にありがとう!
小:ありがとうございました!
小野瀬さんInformation
小野瀬雅生ショウ フルアルバム 「パビリオン」 東芝EMI TOCT-26141 | |
「小野瀬雅生 直伝 “イカ釣り船”完全解説」 アトス・インターナショナル ATDV-132 4,200円 TAB譜付き | |
「てんやわんやですよ」 |
小野瀬雅生ショウLive
6/3 川崎:セルビアンナイト (問&予約 セルビアンナイト Tel:044-233-3637)
詳細は小野瀬雅生ショウのサイトへ
クレイジーケンバンドHP |