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四半世紀を経て

昨日はN/Y FUNK SHOTと渡辺英樹さんと僕とで、横浜のモーションブルーでライブをしました。会場はありがたい事に満席!(^^)vライブに足を運んで下さったみなさん!本当にありがとうございました。m(__)m

渡辺英樹さん(以降;英樹)はC-C-Bでベースを担当していたのは皆さんご存じかとは思いますが、とおーい昔(僕が20歳の頃)僕は彼とバンドを組む予定でした。もちろんその時C-C-Bは存在しません。某音楽事務所が若くて将来性のあるボーカリストを地方で行なわれたバンドコンテストでみつけ、その彼を中心にバンドを結成させようとしたのです。
デモテープによるメンバー集めのオーディションの結果、僕は僕のギターの師匠の後押しもありそのバンドに参加する事になったのです。ここではその時の事務所の名前は伏せさせていただきますが、大物ミュージシャンが所属していた事もあり、未来がまるでメジャーデビューを約束された感じで正直かなり浮かれてました(^o^;。寄せ集められたバンドメンバーに英樹もいたのです。
そのバンドは約1ヵ月間、渋谷にあったヤマハエピキュラス(練習スタジオ)で、ほぼ毎日のようにリハーサルを行いました。真夏の焼けつくような日差しの中、重たいエフェクターボードをかついで東横線に乗って通ったの日々を今でも忘れません(・・;)。しかしメジャーデビューは目の前ですから、そんな事はへっちゃらですし苦とも思いません!(^^)v。
そんなある日スタジオにボーカリストが来ませんでした。次の日も、その次の日も・・・。メンバー全員、突然事務所に呼び出され社長から「ボーカルの〇〇くんは田舎に帰りました。どうやら東京の生活が合わなかったそうです。ですからこのバンドはなかった事にして下さい!1ヵ月のリハーサルお疲れさまでした」と・・・。
マジで目の前が真っ暗になりました(*_*)。親戚をはじめ友人たちにまでデビューの話をしていたので、今更あの話なくなりました!なんて恥ずかしくて言えません。そんな最中、英樹はせっかく集まったんだからこのメンバーで何かをはじめようよ!と提案しました。しかし世の中そう甘くはない事くらい子供なりに理解してましたし、彼の言葉はまったく耳に入りませんでした。結局バンドは消滅し、その後それぞれが別の道に・・・。
僕は途方に暮れ毎日パチンコばかり打って、数ヵ月後また歯科技工士のバイトをはじめました。約1年後、バイトの昼休み中にたまたま入ったそば屋のテレビで英樹が『笑っていいとも』のテレフォンショッキングに出演していたのを偶然観てしまったのです。信じられませんでしたし、とても複雑な心境でテレビの中の彼を観ていました。
その後僕自身も音楽業界で仕事をするようになり、昨日は25年目にして初めて人前で英樹とセッションできた事をとても感慨深く、そして嬉しく思いました。
もちろんN/Yとのライブも最高だった事は言うまでもありません(^^)v。